死なないためにブログ書く。

贅沢したいわけじゃない、ただ普通に生きるためのコスト(お金も努力も)、高すぎじゃない?

以前作った、春の詩

3月になりましたね。

何か綺麗なものに触れると、魂が持ってかれそうになる感覚ってあるじゃない❓

春、桜が終わるくらいまでは私は毎年、常時あれに近い感覚でね。漫画的な表現をするなら、体から魂が半分くらい出てて、それが風に揺さぶられてゆらゆら。いつ体から吹き飛ばされるかわからない。特に何があるわけでもないのに、常時「 死ぬのかなぁ…… 」ってぼんやり感じてる。このふわふわして何もかも曖昧な感覚は、何なんだろう。

でもあんまり怖くはなくてね。

綺麗なものも、別に避けない。持ってかれるならそれはそれ、みたいなとこがある。

と、いう状態を描いた詩を、少し前に書いてカクヨムで発表した。ま、例によってあんまり伸びなかったんだけど、自分では好きな詩だからここにも載せさせてね。

 

「 春の詩 」

冬を越えた者と、越えなかった者がいて

彼らの間に春風が吹く

どう、と荒々しく

その力で 春までに生ききった者たちを

漏れなく抱いて運んで行く

あわいに立ってみてごらん

その荒さに似合わぬ小鈴のような声が聞こえる

よく生きました

よく、生きましたと

雪解けの泥濘に似た

温かな命の泥濘へと

言祝ぎながら

春風は運ぶ

ああそう言えば

あわいに立たず声が聞こえずとも

昔の人は言いました

風の姿は花が伝えると

舞い飛ぶ花弁のその先に

あなたはいるのでしょう